【小児歯科】子どもの歯科デビューはいつがおすすめ?歯医者嫌いにしないポイント

皆さんこんにちは。
【はまだ歯科クリニック】です。
お子さんの歯医者デビューのタイミングについて、疑問をお持ちの保護者の方は少なくありません。
また、お子さんとはじめて歯医者に行く際には、「泣いてしまわないかな」「嫌がらずに通えるかな」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
当院では、お口の健康からすこやかな成長をサポートするために、子どもが楽しく通える歯医者さんをめざしています。
今回は、子どもの歯科デビューにおすすめの時期や、小さいころから通院するメリット、歯医者嫌いにさせないポイントについて、わかりやすく解説します。
日本歯科大学 生命歯学部 卒業
日本歯科大学附属病院 研修医
埼玉県内、都内歯科医院 勤務
はまだ歯科クリニック 開院
医院名:はまだ歯科クリニック
所在地: 〒365-0043
埼玉県鴻巣市原馬室114−1
歯科デビューは生後6ヶ月ごろを目安に
お子さんの歯医者デビューのタイミングとしておすすめなのは、生後6ヶ月ごろ、最初の乳歯が生えはじめる時期です。
個人差はありますが、生後6ヶ月ごろから下の前歯が顔を出します。
乳歯は歯の表面のエナメル質がうすいため、永久歯よりもむし歯になりやすく、症状の進行も早いという特徴があります。
生えたばかりの乳歯は、特に歯質がやわらかいため、むし歯にかかるリスクが高いのです。
0歳から歯医者に通うのは早いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
小さいころから歯科検診を受ける習慣を作ることで、むし歯に弱い子どもの歯を守ることができるのです。
むし歯になってしまってからの治療は、痛みをともなう可能性があり、お子さんへの負担が大きくなってしまいます。
そのため、むし歯になる前から予防に取り組むことで、お子さんの心身の負担を軽減することにもつながるのです。
小さいころから歯医者に通う3つのメリット
小さいころから歯科医院に定期通院することで、お子さんにとって多くのメリットがあります。
ここからは、具体的な3つのメリットを見てみましょう。
【メリット1】人見知りがはじまる前に慣れることができる
一般的に1歳前後から、多くの子どもは人見知りをするようになります。
人見知りをする時期にはじめて歯医者に来られるケースでは、歯科医師や歯科衛生士が近づくだけでも泣いてしまうお子さんもいらっしゃいます。
当然、お口を開けて歯の状態をチェックしたり、お口のクリーニングなどの処置をしたりすることは難しくなるでしょう。
人見知りがはじまる前から歯医者に通っておくことで、歯科医師や歯科衛生士、診療室の雰囲気に無理なく慣れることができます。
お子さんのストレスも少なく、楽しく通えるようになると、必要な処置や治療もスムーズに進むでしょう。
当院では「キッズスペース」をご用意していますので、待ち時間を楽しく過ごすことができ、お子さんがリラックスした状態で診療室に入っていただけます。
【メリット2】お口のトラブルを早期に発見できる
乳歯のむし歯は、永久歯よりも進行スピードが早いため、気づいたときには重症化していることもめずらしくありません。
さらに、小さい子どもが自らお口の違和感を伝えることは難しいため、むし歯の発見が遅れがちになります。
ご自宅でのケアだけでなく、定期的に歯科医院でお口の状態をチェックすることで、異常を早期に発見することが重要です。
【メリット3】乳歯のケアで永久歯のトラブルを予防できる
「乳歯はそのうち生え変わるから、むし歯になっても大丈夫」
このように考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、じつはそうではありません。
乳歯がむし歯になってしまうと、その後に生えてくる永久歯にも影響が出ることがあるのです。
具体的には、永久歯に次のような影響が考えられます。
- ・むし歯菌が多く繁殖しているため、永久歯がむし歯になるリスクが高まる
・歯の根まで進行したむし歯は、これから生える永久歯を変色させる可能性がある
・むし歯で乳歯が早く抜けてしまうと、永久歯の生える位置がズレやすい
これらのトラブルを予防するためにも、乳歯の時期から正しいケアを続けることが重要です。
小児歯科で行う子どもの予防ケア
小児歯科では、むし歯になってから治療するだけでなく、子どもの成長に合わせた予防ケアを目的にしています。
当院では、お子さんと目線を合わせ、わかりやすい話し方でコミュニケーションをとるなど、お子さんとの信頼関係を大切に診療を進めます。
泣いているお子さんに対して、無理にお口を開けさせるようなことは決してありません。
また、保護者の方にも「説明用タブレット」を活用するなどして、わかりやすい説明を心がけております。
ここからは、当院で実施している4つの予防ケアについてご紹介しますので、ご不明なことがあれば診療中でもお気軽にご質問ください。
1.フッ素塗布
歯科検診では、お口のクリーニングをしてから歯の表面にフッ素塗布を行います。
フッ素(フッ化物)は、以下の効果でむし歯を予防します。
- ・初期むし歯を修復する
・歯質を強くしてむし歯菌の酸から守る
・むし歯菌の活動を抑える
しかしながら、フッ素塗布は1回受けるだけでは、十分な効果は得られません。
乳幼児に対しては、フッ素塗布を年2回以上続けた場合、むし歯を半減させたという報告があるのです。
(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「フッ化物歯面塗布」より)>
フッ素(フッ化物)を利用したむし歯予防は、半世紀以上前から研究されており、有効性と安全性が確認されています。
お子さんの歯をむし歯から守るためにも、定期的にフッ素塗布を受けましょう。
2.シーラント
歯ブラシの毛先が届きにくい奥歯の溝はむし歯になりやすく、子どものむし歯の8割以上を占めています。
(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)>
シーラントは、奥歯の溝を専用の樹脂で埋めることで、むし歯のリスクを軽減する予防法です。
シーラント材の中にはフッ化物が含まれているため、効果的にむし歯を予防でき、4年以上で約6割のむし歯予防効果が認められました。
(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「シーラント(予防法)」より)>
ただし、シーラントは処置後、少しずつ削れてしまうため、定期的にチェックと追加処置を受ける必要があります。
3.歯磨きトレーニング
小児歯科では、年齢や発達に合わせた歯磨き指導も行います。
お子さん自身の歯磨き指導はもちろん、保護者の方へ仕上げ磨きのコツや、お子さんが歯磨きを習慣化できるような工夫などもアドバイスしております。
歯磨きはお口のケアの基本ですので、無理なく楽しく続けられるよう、一緒に取り組みましょう。
歯医者嫌いにさせない4つのポイント
お子さんが「歯医者=こわいところ」と感じてしまうと、処置が必要な場面でも通うことが難しくなってしまいますよね。
ここからは、お子さんにできるだけストレスを感じさせず、歯科医院に楽しく通えるような工夫をご紹介します。
【ポイント1】子どもの機嫌がよい時間帯に予約する
子どもが小さいうちは時間帯によって、機嫌が大きく変わるものです。
眠い時間やお腹が空いているときに受診すると、不安や不快感が強まり、歯医者に対してマイナスな印象を持ちやすくなります。
ご飯やおやつを食べたあとやお昼寝からスッキリ目覚めたあとなど、予約を入れる時間帯にも配慮してみましょう。
【ポイント2】歯医者に行くことを隠さずにしっかり話す
「歯医者には内緒で連れて行けばいい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、急に連れて行かれると、お子さんが不信感を抱く原因になります。
お子さんが心の準備をできるように、前もって「歯医者さんでお口をきれいにしてもらうよ」など、やさしい言葉で声がけをお願いします。
【ポイント3】歯医者のポジティブなイメージを伝える
多くの子どもが歯医者に苦手意識を持つ大きな原因が、治療に対する痛みです。
そのため、むし歯などのトラブルが起きてから受診するのではなく、普段から定期検診に通う習慣を作りましょう。
そうすることで、「歯医者さんに行くと、ピカピカになってお口がスッキリする」というような、ポジティブなイメージを持ってもらえます。
受診の前には保護者の方からも、前向きな言葉で歯医者に行くことをお伝えください。
【ポイント4】診療後はたくさんほめる
診療が終わったら、「よくがんばったね」「偉かったね」としっかり言葉にしてほめてあげましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、お子さんの自信につながり、歯医者に対しても前向きな気持ちを抱けるようになります。
当院のスタッフも、「また歯医者さんに行きたい」と思ってもらえるように、積極的な声がけでお子さんの成長をサポートいたします。
お子さんの歯医者デビューは「はまだ歯科クリニック」におまかせください
はじめて歯医者でお口の中をチェックすることは、お子さんにとっても保護者の方にとっても大切で大きな一歩です。
鴻巣市の【はまだ歯科クリニック】では、お口の健康からお子さんのすこやかな成長をサポートできるよう、スタッフ一丸となって丁寧に診療いたします。
院内はバリアフリー設計ですので、診療室にもベビーカーの持ち込みが可能です。
当院は、ピアシティ原馬室内にある歯医者で、211台分の駐車スペースがございます。
WEB予約にも対応しておりますので、ご都合にあわせてご来院ください。