セラミックとは
皆さんは一度治療した歯はもうむし歯にならないと思いますか?
実は詰め物や被せ物をしてもむし歯が再発してしまうことは多いのです。
セラミックはむし歯が再発しにくいという点が1番のおすすめできるポイントです。
銀歯やプラスチック素材で詰め物や被せ物を作った場合は数年するとむし歯が再発してしまうというデータがあります。
その理由は素材ごとの接着材との結合力に差に違いがあるからです。
詰め物や被せ物を歯に付ける時には接着剤を使います。
その断面図はイラストのようになっています。
歯と接着剤は強くくっつきますが、接着剤と素材との結合力が弱いとそこから隙間が空いてきて、菌が入り込みむし歯の再発を引き起こします。
セラミックは接着剤との結合力が強く、経年劣化で隙間が開きにくいのでむし歯の原因菌の侵入が起こりにくくむし歯になりにくいのです。
金属やプラスチックは接着剤とあまりくっつかないので菌が侵入してむし歯になりやすいと言われています。
保険診療との違い
銀歯
接着剤との結合力が弱く平均4、5年で接着剤と剥がれ始めてむし歯ができ始める。
また、むし歯ができてもすぐには取れないので実際に銀歯が取れたり痛くなった時にはむし歯がかなり進行していて神経を取ったり抜歯になるケースも。
歯よりかなり硬い素材のため周囲の歯が磨耗しても銀歯の部分だけ高さが変わらず治療した歯への負荷がかかってしまうことが多い。
プラスチック
色は白いが銀歯と同様に接着剤との結合力が弱くむし歯になりやすい。
また、脆性材料であるため割れてしまったり取れてしまったりのトラブルが多い。
また、プラスチックを含むため吸水性があるので唾液や食べ物の中の水分を吸収してしまい、変色や口臭の原因になる。
セラミック
素材自体が接着剤との結合力が高いので経年劣化せずに隙間ができにくくむし歯になりにくい。
歯と同様の硬さがあり、割れてしまったり取れてしまったりのリスクが少ない。
歯と同じタイミングで磨耗するので治療した歯への負荷が少ない。
吸水性が無いので変色、ニオイがつきにくい。
色を合わせることができるので種類によっては周囲の歯との色や形の差をなくして制作できる。
セラミック自体割れてしまうこともあるが、色々な硬さの種類のセラミックがあるため、咬合力が強い症例の場合は硬いセラミックを使うことで長期において安定して使うことができる。
項目 | 内容 | 料金(税込) |
---|---|---|
インレー | 歯の治療で削った部分を埋めて補う詰め物 | ¥38,500~¥110,000 |
アンレー | 歯の四隅や咬む面をインレーより広く大きく補う詰め物 | ¥49,500~¥110,000 |
クラウン | 歯の治療で大きく削った部分を覆うように補う被せ物 | ¥60,500~¥110,000 |
ジルコニア | 自然な白さで強度があり、耐久性にもすぐれている非金属の歯科素材 | 上記金額+¥16,500 |
※前歯などの色合わせや難易度によって価格が変動します。