【鴻巣の歯科口腔外科】親知らずはなぜトラブルが起きやすい?痛むときの対処法

皆さんこんにちは。
【はまだ歯科クリニック】です。
お口の奥でズキズキとした痛みを感じたら、それは親知らずのトラブルかもしれません。
親知らずは、一般的に18歳ごろから歯列の一番奥に顔を出します。
生える本数に個人差はありますが、多くの方が持っている親知らずは、しばしば痛みや腫れの原因となることがあるのです。
このコラムでは、「親知らずに起こりやすいトラブルの背景」と「痛みが出た際の応急処置」について解説します。

日本歯科大学 生命歯学部 卒業
日本歯科大学附属病院 研修医
埼玉県内、都内歯科医院 勤務
はまだ歯科クリニック 開院
医院名:はまだ歯科クリニック
所在地: 〒365-0043
埼玉県鴻巣市原馬室114−1
親知らずがトラブルを起こしやすい3つの理由
親知らずの痛みや腫れに悩まされている方は少なくないでしょう。
ここからは、親知らずがトラブルを起こしやすい代表的な3つの理由について解説します。
【理由1】まっすぐ生えてこないことが多い

親知らずは、ほかの永久歯が生えそろったあとに生えてくるため、生えるスペースが不足しているケースが多く見られます。
その結果、親知らずがまっすぐに生えないこともめずらしくありません。
横向きや斜めに生えたり、一部分しか歯ぐきから出てこなかったりする親知らずがよく見られるのです。
このような状態では、ほかの歯とかみ合うことができず、歯としての機能を果たすことができません。
親知らずによって歯並びが乱れるリスクや、かみ合わせへの悪影響も懸念されるため、注意が必要といえるでしょう。
【理由2】清潔に保つことが難しい

親知らずは、歯列の一番奥に位置しており、歯ブラシの毛先が届きにくい特徴があります。
特に、斜めに生えていたり、一部だけ歯ぐきから出ていたりする場合には、歯並びがデコボコになるため、清掃の難易度はさらに上がるでしょう。
歯磨きによるセルフケアが不十分であると、汚れや歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。
その結果、汚れがたまった親知らずの周辺から、むし歯や歯周病が発生するリスクが高まるのです。
むし歯などによる炎症は、隣接する歯にも広がりやすいため、親知らず以外の歯も失う可能性があります。
「親知らずがうまく磨けていない気がする」「親知らずの周辺が腫れやすい」という方は、セルフケアだけでは対応しきれないかもしれません。
早めに歯科医院に相談されることをおすすめします。
【理由3】隣の歯を圧迫することがある

親知らずが斜めや横向きに生えてくると、手前にある奥歯(第二大臼歯)を圧迫してしまうことがあります。
このような力が加わることで、隣の歯が損傷したり、歯並びが乱れたりすることがあるのです。
歯並びに影響が出てしまうと、お口全体のかみ合わせまで乱れてしまうケースもめずらしくありません。
親知らずがほかの歯に干渉しながら生えてきた場合には、一度歯科医院でチェックを受けるようにしてください。
親知らずが痛む際に考えられる3つの原因
親知らずが痛む原因はさまざまですが、おもに次の3つが考えられます。
- 1.歯が生える際の痛み
2.親知らずや周辺の歯がむし歯になっている
3.親知らずの歯周病「智歯周囲炎」
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
【原因1】歯が生える際の痛み

歯が生えることを「萌出(ほうしゅつ)」といいます。
歯が歯ぐきを突き破って出てくるため、萌出の際にはズキズキとした痛みや炎症が生じることがあります。
特に、親知らずは比較的大きい永久歯であるため、萌出時の痛みが出やすい傾向があるのです。
また、このような「生えかけ」の時期には、親知らずの周囲に汚れがたまりやすく、炎症の発生リスクが高くなります。
このような親知らずの萌出にともなう痛みを軽減するためには、お口の中を清潔に保つことが重要です。
生えかけの歯の周囲はデリケートであるため、やさしく丁寧なブラッシングを心がけましょう。
【原因2】親知らずや周囲の歯がむし歯になっている

歯磨きが難しい親知らずは、気づかないうちにむし歯になっていることもめずらしくありません。
さらに、見た目には異常がなかったとしても、奥歯と隣の歯の間からむし歯になることもあるでしょう。
2016年に行われた調査によると、年齢を問わず歯は奥歯から失われる傾向にあります。
親知らずがむし歯になってしまうと、隣の奥歯(第二大臼歯)やさらに前の歯へとむし歯が広がる可能性があるため、注意が必要です。
(参考:厚生労働省|生活習慣病などの情報「歯の喪失の原因」より)>
【原因3】親知らずの歯周病「智歯周囲炎」

親知らずの周囲に歯垢(プラーク)がたまり、歯ぐきが炎症を起こした状態を「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」といいます。
これは、親知らず周辺に起こる歯周病であるため、歯ぐきの腫れや歯ぐきからの出血といった症状が現れるのです。
智歯周囲炎が重症化すると膿がたまり、親知らずはグラグラと不安定な状態になるでしょう。
歯ぐきの炎症は細菌の繁殖とともに広がるため、親知らず以外の歯を失うリスクも高まります。
親知らずが痛む~3つの応急処置~

突然の親知らずの痛みに対して、お仕事などの都合ですぐに歯医者を受診できない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、自宅でも行える3つの応急処置をご紹介します。
1.患部を冷やす
親知らずの周りに痛みや腫れがある場合は、患部を冷やすことで炎症を一時的に抑えることができます。
冷やす際には、保冷剤や氷を直接肌に当てるのではなく、ガーゼやタオルなどで包むようにしてください。
ただし、長時間の冷却は逆に刺激となることもあるため、冷やし過ぎには注意が必要です。
冷却による痛みの緩和効果は一時的ですので、痛みが続く場合には早めに歯科医師の診察を受けましょう。
2.痛み止めを服用する
高熱時に解熱目的で服用する「解熱鎮痛剤」には、一時的に痛みを緩和する効果も期待できます。
一般的に「痛み止め」と呼ばれる解熱鎮痛剤の一部は、市販もされているため、薬局やドラッグストアで購入することが可能です。
薬を選ぶ際には、薬剤師や登録販売者によく相談し、用法・用量を守って服用するようにしましょう。
痛み止めによって症状がやわらいでも、根本原因が解決したわけではないため、できるだけ早めに歯科医院へご相談ください。
3.親知らずの周囲を丁寧にブラッシングする
痛みが出ているときには、ついその部分に触れたくないと感じる方も多いでしょう。
しかしながら、親知らずの周辺に汚れがたまっていると、炎症が悪化するおそれがあります。
炎症を抑えるためにも、親知らずの周辺をやわらかめの歯ブラシでやさしくブラッシングすることが重要です。
食べかすや歯垢(プラーク)を除去することで、炎症の原因である細菌の増殖を抑える効果が期待できます。
歯磨きが難しい場合には、意識的にうがいをするだけでも、ある程度お口の中を清潔に保つことが可能です。
親知らずのトラブルは歯科口腔外科へ早めの受診

ここまでで紹介した対処法は、親知らずによる痛みをやわらげる応急処置です。
応急処置は、あくまでも一時しのぎであるため、痛みが続く場合には抜歯などの治療が必要になることもあります。
親知らずの状態や生え方は人それぞれ異なるため、まずは早めに歯科医師のチェックを受けることが重要です。
抜いた方がよい親知らずとは?
約半数の方が、親知らずの抜歯を経験していることがわかっています。
(参考:J-STAGE|小児歯科学雑誌57巻 (2019)1号「第三大臼歯のエックス線学的形成時期の 調査と治療介入時期に関する検討」図4より)>
抜歯が推奨される親知らずの特徴は、次の通りです。
- ・斜めや横向きに生えている
・隣の歯を圧迫している
・親知らずの全体または一部が歯ぐきに埋まっている
・むし歯や歯周病にかかっている
・痛みや腫れをくり返している
抜歯の必要性は、親知らずの生え方や周りの歯への影響などを総合的に考慮して判断します。
抜かなくてもよい親知らずとは?
すべての親知らずが抜歯の対象となるわけではありません。
次の条件に該当する場合には、抜かずに経過観察することも選択肢の一つです。
- ・まっすぐ生えている
・かみ合わさる歯があり、かみ合わせに問題がない
・清掃が十分にできており、むし歯や炎症がない
・隣の歯に悪影響をおよぼしていない
親知らずが健康な状態でかみ合わせに問題がないケースでは、抜歯をせず残すメリットもあります。
ただし、将来のトラブルを予防するためにも、定期的な歯科検診で状態を確認することが大切です。
当院での親知らずの抜歯
当院では、事前に「歯科用CT」を用いた精密な検査を行い、親知らずの生え方やほかの歯への影響を把握することが可能です。
治療内容に関しては、「説明用タブレット」を用いることで視覚的にわかりやすい説明を心がけております。
処置の必要性や流れを十分にご理解いただいた上で治療を進めますので、ご不明な点はお気軽にご質問ください。
急な親知らずの痛みは「はまだ歯科クリニック」にご相談ください

急な親知らずの痛みや腫れは、歯科口腔外科に対応できる【はまだ歯科クリニック】までご相談ください。
急患にも柔軟に対応しておりますので、ご来院前に一度お電話をお願いいたします。
また、ご予約いただく場合には、WEB予約もご利用可能です。
鴻巣市にある当院は、「ピアシティ原馬室」内にある歯医者で、211台分の駐車場を完備しております。
院内はバリアフリー設計で、車椅子やベビーカーをご利用の方もそのままお入りいただけます。
