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【鴻巣の歯医者】歯周病は全身疾患のリスクを上げる?~予防歯科の重要性~

【鴻巣の歯医者】歯周病は全身疾患のリスクを上げる?~予防歯科の重要性~

皆さんこんにちは。
はまだ歯科クリニック】です。

歯ぐきの腫れや出血など、歯周病のサインに気がついていても、ついそのままにしていませんか?
歯周病は進行すると歯を失う原因となるだけでなく、さまざまな病気のリスクを上げることがわかっています。
歯周病はお口の病気ではありますが、全身の健康に深く関わっているのです。

このコラムでは、「歯周病がもたらす全身への影響」と「歯周病予防の重要性」について解説します。

 



院長

経歴
日本歯科大学 生命歯学部 卒業 日本歯科大学附属病院 研修医 埼玉県内、都内歯科医院 勤務 はまだ歯科クリニック 開院
医院名:はまだ歯科クリニック
所在地: 〒365-0043
埼玉県鴻巣市原馬室114−1



 

歯周病はお口だけの問題じゃない!

歯周病は、磨き残した歯垢(プラーク)が原因となり、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。
歯周病が進行すると歯を失うこともありますが、問題はそれだけにとどまりません。

歯周病菌や菌が産生する炎症性物質が血流に乗って全身を巡ることで、さまざまな病気の発症や悪化に関与することがわかっているのです。
つまり、歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康とも深く関わっているといえます。

歯周病で上がる全身疾患のリスク

ここからは、歯周病と関係が深いとされる代表的な疾患について見てみましょう。

1.糖尿病

歯周病菌が産生する炎症性物質は、血糖値を下げる作用を持つ「インスリン」というホルモンの働きを阻害します。
つまり、糖尿病の方が歯周病にかかってしまうと、血糖値のコントロールに悪影響をおよぼすのです。
さらに、糖尿病は免疫機能を低下させることが知られており、糖尿病をお持ちの方は歯周病にかかりやすく、症状の進行も早いという特徴があります。

このように、歯周病と糖尿病は互いに影響し合う関係にあるのです。
歯周病を予防したり治療したりすることは、糖尿病の管理にもプラスに働きます。

2.心血管疾患

歯周病菌が血管をキズつけたり、歯周病菌が作る炎症性物質が血管に炎症を引き起こしたりすることで、動脈硬化が進行する可能性があります。
その結果、狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患の発症リスクを高めることが指摘されているのです。

同じように、脳の血管で動脈硬化が進むことで、脳梗塞にかかりやすくなることもわかっています。

3.非アルコール性脂肪性肝炎

従来、肝炎の原因は、肝炎ウイルスの感染やアルコールの過剰摂取が多くを占めていました。
しかし、近年では食生活の欧米化などによって、アルコールを原因としない肝炎「非アルコール性脂肪性肝炎」の増加が問題になっています。

歯周病は、非アルコール性脂肪性肝炎との関係性も解明されはじめており、肝臓の病態を進行させるリスクが指摘されているのです。
脂肪肝は、進行すると肝硬変や肝がんといった重篤な病気に移行することもあるため、歯周病の予防は非常に重要といえます。

4.誤嚥(ごえん)性肺炎
シニア世代で多くみられる誤嚥(ごえん)性肺炎は、お口の中の細菌が唾液や食べものと一緒に肺に入り込むことで発症します。
歯周病が進行すると、お口の中の細菌が増加するため、誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクが高まるのです。

5.アルツハイマー型認知症
近年の研究において、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因物質の一つ「アミロイドβ」を、脳内に取り込む作用を持つことがわかりました。
歯周病の予防や治療によって、アルツハイマー型認知症の発症と進行を遅らせることが期待されています。
歯と脳は一見無関係に思えますが、じつは密接に関わっているのです。


(参考:九州大学|研究成果「歯周病菌感染は全身の脳老人斑成分を脳内輸入させる」より)>

 

6.メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームは、高血圧や糖尿病とも深く関係する生活習慣病ですが、歯周病との関係も指摘されています。
いってしまえば、歯周病も生活習慣病の一つであり、歯周病にかかっている人はそのほかの生活習慣病のリスクも高まっているのです。

歯ぐきの健康を保つことは、生活習慣病の予防にもつながるといえるでしょう。

妊婦の歯周病に要注意


妊娠中はホルモンバランスの変化や生活リズムの変化によって、歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。
歯周病は、母体だけでなく、赤ちゃんの健康にも影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

・早産・低出生体重児(出産)のリスク
歯周病菌が産生した炎症性物質には、子宮の収縮を誘発させることがわかっており、早産や低出生体重児のリスクを高めることがわかっています。
実際に、妊娠中の方が歯周病にかかると、早産のリスクが約2倍、低出生体重児のリスクが2.2倍高まるというデータもあるのです。


(参照:厚生労働省|妊産婦における 口腔健康管理の重要性「早産・低体重児出産のエビデンス」p5より)>

 

・妊娠中は歯周病にかかりやすい
妊娠中は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が増加しますが、このホルモンが歯周病菌の増殖を促進させるのです。
そのため、妊娠すると歯周病にかかりやすくなります。

妊娠中は、つわりなどの影響によって、お口のケアが満足に行えないこともあるでしょう。
母体と赤ちゃんの健康を守るためにも、落ち着いたころに歯科検診にお越しください。
当院は、妊婦さんも通いやすいバリアフリー設計の歯医者です。

 

 

歯周病を予防するためにはどうすればいい?

ここまでお示ししたように、歯周病はさまざまな病気と深く関わっています。
お口だけでなく、全身の健康を維持するためにも、日ごろから口腔ケアを意識することが重要です。

歯周病予防は毎日のセルフケアから!


歯周病を予防するためには、日々のセルフケアが欠かせません。
毎日の習慣を見直すことで、お口を清潔な状態に保ちましょう。

【ポイント1】正しい歯磨き習慣
歯周病のおもな原因は、歯に付着した歯垢(プラーク)です。
歯周病を予防するために、毎食後の歯磨きを習慣化し、出先などで歯磨きが難しい場合でも、デンタルフロスを持ち歩く、うがいで汚れを洗い流すなどの対策を取りましょう。

また、寝ている間は唾液の分泌量が低下することで、お口の中で細菌が増加しやすくなります。
そのため、就寝前はより丁寧な歯磨きを心がけることが重要です。

【ポイント2】デンタルフロス、歯間ブラシの活用
歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいため、汚れが残りがちです。
実際に、歯ブラシだけの清掃では、歯と歯の間の汚れを6割程度しか落とせないことがわかっています。

このような磨き残しから歯周病は発生するため、細かい部分の清掃にはデンタルフロスや歯間ブラシを活用しましょう。
これらの清掃補助具を活用することで、歯と歯の間の汚れを8割以上落とすことができるのです。
製品の選び方や使い方に不安がある場合は、お気軽に当院のスタッフまでお尋ねください。


(参照:神奈川県|今日から始めるすき間ケア「毎日のむし歯・歯周病対策」より)>

 

【ポイント3】生活習慣の改善
生活習慣も歯周病の進行に大きく影響しています。
栄養バランスの偏った食事や睡眠不足、ストレスの蓄積も、歯周病のリスクを高めます。
毎日のセルフケアとあわせて、規則正しい生活を心がけることが、歯ぐきの健康を守ることにつながるのです。

また、喫煙は歯周病のリスクを3倍以上増加させることがわかっています。
タバコを吸われる方は、大切な歯を歯周病によって失わないためにも、減煙・禁煙を検討してみましょう。


(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「歯周病とは」より)>

 

歯科医院で行う専門的なケア

毎日のセルフケアに加えて、歯科医院で受ける専門的なケアも歯周病予防には重要です。
お口の状態に応じた検査やクリーニングを受けることで、初期の歯周病の発見や予防につながります。

【ケア1】歯周病の検査
歯科検診では、専用の器具を使って歯周ポケットの深さを測ったり、歯ぐきからの出血の有無を確認したりすることで、ごく初期の歯周病も発見できます。
歯周病は自覚症状が乏しいまま進行することが多いため、定期的な検査によって歯ぐきの状態をチェックすることが重要です。

【ケア2】お口のクリーニング
セルフケアでは落としきれない細かい汚れや歯石は、歯科医院で専用の器具を使って除去する必要があります。
歯周病を予防するためには、少なくとも半年に1回の頻度で受けることをおすすめします。

また、歯科医院のクリーニングによってお口の中を清潔に保つことによって、歯ぐきの腫れや出血の改善も期待できるでしょう。
初期段階の歯周病であれば、クリーニングによって治癒をめざすことも可能です。

【ケア3】歯磨き指導
正しい歯磨き方法を身につけることは、歯周病予防の基本です。
歯科検診では、患者さんのお口の状態に合わせて、歯ブラシの選び方や磨き方を丁寧に指導いたします。
歯磨き指導は一度きりではなく、継続的に受けることでよい習慣が身につき、予防効果が高まるのです。

 

 

歯周病予防は健康の土台!定期検診は「はまだ歯科クリニック」まで

歯周病はお口の中だけでなく、さまざまな病気のリスクを上げる可能性があるため、日々のセルフケアと定期的な歯科検診の受診が大切です。

鴻巣の【はまだ歯科クリニック】では、専用のタブレットを用いたわかりやすい説明を行い、患者さんお一人お一人に合わせた予防ケアをご提案しています。
キッズスペース」も完備しているため、小さなお子さん連れの方も安心して通院いただける歯医者です。

お車をご利用の方は、ピアシティ原馬室の大型駐車場(211台)をご利用いただけます。
WEB予約にも対応しておりますので、ご都合にあわせてご来院ください。


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