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【鴻巣の歯医者】インプラント周囲炎に注意!寿命を延ばすためのケアとメンテナンス

【鴻巣の歯医者】インプラント周囲炎に注意!寿命を延ばすためのケアとメンテナンス

失った歯を補う選択肢として、インプラントを検討されている方も多いでしょう。
インプラントは、天然歯に近い見た目と噛み心地をめざせる治療法です。

 

インプラントを検討する際には、「どのくらい使用できるのか」「治療後に気を付けることはあるのか」といった点は気になりますよね。
インプラントの寿命に関わる要因の一つが、インプラント周囲炎です。

 

インプラント周囲炎は、インプラントの歯周病とも呼ばれ、進行するとインプラントを支える骨に影響を及ぼす可能性があります。
このコラムでは、インプラント周囲炎の原因やサイン、予防に重要なセルフケアや歯科医院で行うメンテナンスについて解説します。

 



院長

経歴
日本歯科大学 生命歯学部 卒業 日本歯科大学附属病院 研修医 埼玉県内、都内歯科医院 勤務 はまだ歯科クリニック 開院
医院名:はまだ歯科クリニック
所在地: 〒365-0043
埼玉県鴻巣市原馬室114−1



 

インプラントの寿命を延ばすためにはインプラント周囲炎に注意!


インプラントは、入れ歯などにくらべて寿命が長いというメリットがあります。
しかし、インプラントを長く使用するためには、治療後に起こりうるトラブルを知っておき、予防につなげることが大切です。
ここでは、特に重要なインプラント周囲炎についてお話しします。

 

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の歯ぐきや、インプラントを支える顎の骨に起こる炎症です。

 

インプラント周囲炎の症状は歯周病と似ていますが、インプラントには天然歯のような歯根膜(しこんまく)が存在しないため、症状の進行が早いという特徴があります。
歯根膜とは、歯と顎の骨の間に存在するクッションのような膜状の組織です。
歯根膜は、細菌が歯と歯ぐきの間に侵入するのを防ぐ役割があるため、歯根膜がないインプラントの周りは細菌に感染しやすく、炎症も広がりやすいのです。

 

インプラント周囲炎にかかる方の割合は、おおよそ10〜20%と推定される報告があります。
初期段階のインプラント周囲炎は、痛みや腫れといった症状が出にくく、気づいたときには進行しているケースもめずらしくありません。
インプラントを長く使用するためには、治療後にインプラント周囲炎を予防することが非常に重要です。


(参照:J-STAGE|インプラント周囲組織疾患の診断:インプラント周囲炎の新分類と埋入後の周囲骨のリモデリングについて 26-90より)>

 

インプラント周囲炎の原因

インプラント周囲炎のおもな原因は、歯周病と同じく磨き残した歯垢(プラーク)です。
歯垢は、細菌が増殖する際に産出する物質をベースにして形成された細菌のかたまりです。
歯磨きが不十分な状態が続くと、歯と歯の間やインプラント周囲に歯垢がたまってしまい、細菌による炎症を起こすリスクが高まります。

 

また、過去に歯周病になったことがある方は、そうでない方にくらべてインプラントの残存率が低下する傾向があるといわれています。
インプラント治療を受ける際には、お口の中の健康状態をしっかりチェックし、歯周病などがあれば必要に応じて事前に治療することが重要です。


(参考:厚生労働省委託事業|歯科保健医療情報収集等事業〈歯科インプラント治療のためのQ&A〉p9より)>

 

 

インプラント周囲炎を見逃さないためのサイン

インプラント周囲炎は、初期の自覚症状が出にくいため、日ごろからお口の状態をチェックすることが重要です。
ここでは、インプラント周囲炎にみられる代表的なサインを解説します。

 

1.歯ぐきの腫れ


インプラント周囲炎の初期症状として、歯ぐきの腫れがみられることがあります。
歯ぐきの腫れは、必ずしも痛みを伴うとは限らず、軽い違和感が生じる程度のことも少なくありません。

 

歯ぐきの色が赤みを帯びている、触れるとブヨブヨした感覚があるといった変化にも注意が必要です。
このような症状がみられた場合は、インプラント周囲炎の可能性があるため、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

2.歯ぐきからの出血


歯磨きの際に歯ぐきから出血がみられる場合も、インプラント周囲炎のサインとして注意が必要です。
あまり強い力で磨いていないにもかかわらず出血が続くときには、歯ぐきに炎症が起こっている可能性があります。

 

出血がみられても痛みがないケースも多く、「様子を見よう」と自己判断しがちなことでもありますが、早めに受診して確認することが大切です。
出血が続く場合には、歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。

 

3.気になる口臭


気になる口臭も、インプラント周囲の炎症による変化かもしれません。
インプラント周囲に細菌が繁殖することで、においの原因となる物質が発生しやすくなるのです。

 

口臭はご自身では気付きにくく、ご家族や周囲の方から指摘されてはじめて意識するケースもあるでしょう。
歯磨きをしても改善が見られない場合、インプラント周囲炎が口臭の原因の一つであることも考えられます。
口臭の変化が気になる方は、歯科医院で歯ぐきの状態を確認することで、適切な処置につなげることが可能です。

 

 

インプラント周囲炎を予防するためのケア・メンテナンス

インプラント周囲炎の予防には、日ごろのセルフケアと歯科医院で受ける定期メンテナンスが不可欠です。

 

毎日のセルフケア


インプラント周囲に付着した歯垢がインプラント周囲炎の原因になるため、日ごろからお口の中を清潔に保つ必要があります。
インプラントの寿命を延ばし、ほかの歯の健康を維持するためにも、毎日のセルフケアに取り組みましょう。

 

●正しい歯磨き

インプラントは固定式の義歯であり、自分の歯と同じように歯ブラシでのお手入れができます。
磨き残しができやすいインプラントと隣の歯の間や、インプラントと歯ぐきのすき間を意識して磨いてください。
奥歯のインプラントの場合には、奥歯の溝にも汚れがたまりやすいため注意が必要です。

 

歯ブラシは鉛筆のように持ち、1箇所10回くらい軽い力で小刻みに動かします。
歯は1~2本ずつ順番に磨きますが、磨き忘れを防ぐために、磨く順番を決めることも効果的です。
磨く順番の一例として、歯垢のたまりやすい歯の裏側から順に、一筆書きのように磨くとよいでしょう。


(参考:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう「1.〈2〉歯と歯ぐきの境目を意識して磨きましょう」より)>

 

●歯間ブラシ・デンタルフロスの活用

歯磨きはセルフケアの基本ですが、それだけでは清掃が行き届かない箇所ができてしまいます。
特に、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、歯磨きだけでは6割程度の歯垢しか取り除けません。
歯とインプラントの間も同じように、清掃が難しい箇所の一つです。

 

歯ブラシだけでは清掃が難しい部分には、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が役立ちます。
これらの歯間部清掃用具を活用することで、歯と歯の間の歯垢を8割以上取り除くことが可能です。


(参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう「1.〈1〉歯間部清掃用具を使おう」より)>

 

●歯ぐきのチェック

セルフケアの際に、歯ぐきの状態を確認する習慣も重要です。
歯ぐきの腫れや色の変化、歯ぐきからの出血などを意識することで、インプラント周囲炎の早期発見に役立ちます。

 

毎日の歯磨きで継続的にチェックすることで、小さな変化にも気づきやすくなります。
歯ぐきに気になる症状や変化を感じた際には、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

歯科医院の定期メンテナンス


インプラント治療後に定期的なメンテナンスを受けている場合とそうでない場合とで、インプラント周囲炎の発症率に有意な差が見られたという報告もあります。
インプラント周囲炎を予防するためには、歯科医院での定期メンテナンスが欠かせないのです。


(参考:J-STAGE|日本口腔インプラント学会誌「定期的メインテナンスの有無とインプラント周囲炎発症についての症例対照研究」p67)>

 

●インプラント周囲炎のチェック<

治療後の定期メンテナンスでは、インプラント周囲の歯ぐきや骨の状態を確認します。
自覚症状がない段階でも、検査によって初期のインプラント周囲炎が見つかることもあるのです。

 

インプラント周囲炎を早期に発見することで、適切な対処によって症状の進行を抑えることにつながります。

 

●インプラント・かみ合わせのチェック

定期メンテナンスでは、インプラントの状態だけでなく、かみ合わせ全体のバランスを確認し、必要に応じて調整を行います。
かみ合わせがずれた状態が続くと、インプラントや歯周組織に過度な負荷がかかることで、インプラント周囲炎のリスクが増加する可能性があるのです。

 

●クリーニング

歯科医院で行うクリーニングでは、専用の器具を用いてインプラント周囲の汚れを除去します。
セルフケアでは落としきれない汚れも取り除くことができ、お口の中を清潔に保つことが可能です。
定期的なクリーニングによって、インプラント周囲炎を予防しましょう。

 

 

当院のインプラントは治療後のサポート体制も充実

インプラントを長く使い続けるためには、治療後のセルフケアと定期メンテナンスが欠かせません。
当院では、歯科用CTを活用した検査や、説明用タブレットを用いたわかりやすい説明を行い、インプラント治療後も継続的にサポートいたします。
インプラント治療をご希望の方は、お気軽に当院までご相談ください。

 

バリアフリー設計の院内は、どなたでも通院しやすい環境づくりに配慮しています。
211台分の駐車場を完備していますので、お車でお越しの方はご利用ください。
WEB予約にも対応していますので、スマートフォンからお気軽にご予約いただけます。

 


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