【審美歯科】セラミックと保険適用の白い歯はどっちがよい?|見た目や耐久性の違い

むし歯治療のときに、「白い歯にしたいけれど、セラミックと保険適用のものでは何が違うのだろう」と迷った経験はありませんか。
削った歯の部分を補う目的は同じですが、セラミックと保険適用の歯では、それぞれ特徴が異なります。
そのため、仕上がりの見た目や耐久性など、素材ごとの特徴を知った上で治療法を選ぶことが大切です。
このコラムでは、セラミックと保険適用の白い歯の違いをわかりやすく解説します。

日本歯科大学 生命歯学部 卒業
日本歯科大学附属病院 研修医
埼玉県内、都内歯科医院 勤務
はまだ歯科クリニック 開院
医院名:はまだ歯科クリニック
所在地: 〒365-0043
埼玉県鴻巣市原馬室114−1
セラミックと保険適用の歯は特徴が異なり目的に応じた選び方が大切

むし歯治療などで歯を削った場合、その部分に被せ物や詰め物を付けます。
修復物にはいくつか種類がありますが、白い歯に仕上がる方法をご希望される方も多いでしょう。
白い修復物は、自由診療のものと保険適用のものにわかれます。
自由診療で使用する素材の一つがセラミックです。
セラミックと保険適用の歯では、仕上がりの見た目はもちろん、耐久性など機能面でも差がみられます。
とはいえ、どちらか一方の治療法がすべてのケースに適しているわけではありません。
仕上がりのイメージや治療費用も考慮した上で、ご希望に合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは、治療法を選ぶ上で大切な3つのポイントをお伝えします。
【選び方のポイント1】見た目の違い
セラミックは、天然歯に近い透明感とつや感を表現しやすい素材です。
色味も天然歯に近い白さを持っており、周囲の歯になじみやすい特徴があります。
特に、前歯など人から見えやすい部分の治療の際には、セラミックの美しさは選ぶ理由の一つになるでしょう。
一方、保険適用の治療法は、使える素材に条件があるため、セラミックは使用できません。
銀歯のほか、プラスチック製の白い修復物を使用しますが、色味や質感の再現度はセラミックよりも下がります。
仕上がりのイメージを事前に確認し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
【選び方のポイント2】耐久性の違い
歯の役割の一つは、ものを噛むことであり、詰め物や被せ物にも毎日力がかかり続けます。
そのため、修復物を選ぶ際には、耐久性の高さも重要なポイントです。
その点、セラミックは硬く、表面がなめらかな素材であり、傷や汚れがつきにくい特徴があります。
強い衝撃で割れてしまうこともありますが、比較的長期間の使用に適した素材です。
これに対して、保険適用の白い歯に使用されるプラスチックは、吸水性がある素材のため、変色や摩耗をしやすい特徴があります。
【選び方のポイント3】治療費用の違い
セラミック治療は、基本的に自由診療であり、治療費用はすべて自己負担です。
自由診療の場合、保険適用の治療にくらべると費用負担は高くなりやすい傾向があります。
一方、保険適用の白い歯は、治療費用の負担割合を1~3割に抑えられます。
ただし、保険適用の治療では使用できる素材には制限があるため、セラミックなどは選択できません。
費用面だけで治療法を決めてしまうと、仕上がりの見た目や修復物の寿命にギャップが生じる可能性があります。
そのため、治療法ごとの特徴を整理した上で、ご希望に合った方法を選択することが重要です。
当院では、説明用タブレットを用いるなど、目で見てわかりやすい説明を心がけておりますので、気になることはお気軽にご質問ください。
セラミック治療の特徴とメリット
ここからは、「セラミックの特徴」や「むし歯治療に用いるメリット」について解説します。
セラミックってどんな素材?

セラミックは、陶材と同じ素材をベースにして、歯科治療用に強度や耐久性を高めたものです。
歯科の修復物のほかにも、人工関節などに使用される素材で、身体との親和性が高い特徴があります。
また、歯に密着しやすい性質も持っているため、歯と修復物の間にすき間ができにくい素材です。
セラミック治療のメリット

セラミック治療にはさまざまなメリットがありますが、ここでは4つのメリットをご紹介します。
【メリット1】自然な白さで周りの歯になじみやすい
セラミックのメリットの一つは、天然歯に近い透明感や色調を再現しやすい点です。
色味を細かく調整しやすいため、単に白いだけではなく、周囲の歯との調和にも配慮した仕上がりをめざせます。
特に、前歯のように目につきやすい部位では、セラミックの白さは見た目の印象にプラスに働くでしょう。
人と話す機会が多い、接客や営業のお仕事をされている方には、とてもよい選択肢の一つです。
【メリット2】白さが長持ちしやすい
セラミックの表面はとてもなめらかで、飲食物による着色汚れがつきにくい特徴があります。
そのため、コーヒーや紅茶、ワインなど色の濃いものをお口にする機会が多い方であっても、着色汚れがつきにくい素材です。
一方、保険適用の白い歯は、使用しているうちに変色が気になることがあります。
長期的に考えると、白い見た目を維持しやすいセラミック治療は、費用と効果のバランスに優れた治療法ともいえるでしょう。
【メリット3】むし歯の再発予防につながる
詰め物や被せ物の周囲に段差やすき間があると、そこに汚れがたまりやすくなり、むし歯の再発につながることがあります。
セラミックは、接着剤によって歯にしっかり密着するため、すき間ができにくい修復物です。
また、表面がなめらかで汚れがつきにくいことも、むし歯予防につながります。
もちろん、むし歯の再発を完全に防げるわけではありませんが、銀歯などにくらべて再治療のリスクを抑えることが可能です。
当院では、セラミック治療後のメンテナンスにも力を入れております。
セルフケアでは落としきれない細かい汚れも丁寧にクリーニングしますので、ぜひ定期検診にお越しください。
【メリット4】金属アレルギーの心配がない
銀歯のような金属を使った修復物では、体質によって金属アレルギーが生じることがあります。
銀歯が原因の金属アレルギーでは、お口の中の症状は全体の2%程度しかなく、そのほとんどは全身症状として現れます。
(参考:厚生労働省|資料6-1 歯科金属アレルギーと医科歯科連携(佐藤真奈美委員)p4より)>
その点、セラミックは金属を使用しない素材であるため、金属アレルギーの心配がありません。
金属アレルギーをお持ちの方であっても、ほとんどのケースでセラミックはご使用いただけます。
治療法を選ぶ際には、金属に対する体質なども考慮して検討することが大切です。
保険適用の白い歯の種類
保険診療で使われる素材にも、それぞれ特徴があります。
ここでは、「金属を使用した銀歯」と「保険診療で使用される白い歯(歯科用プラスチック)」をご紹介します。
銀歯

銀歯は白い歯ではありませんが、保険診療で用いられる修復物の一つです。
金属を使用しているためある程度強度があり、奥歯などしっかり噛む部位にも対応しやすい特徴があります。
一方で、治療する部位によっては、お口の中で金属の質感が目立ちやすく、見た目が気になる方も多いでしょう。
そのほかに、銀歯には次のようなデメリットもあります。
・経年劣化しやすく、すき間ができやすい
・セラミックにくらべて、二次むし歯のリスクに注意が必要
・歯ぐきの黒ずみの原因になることがある
・金属アレルギーが生じることがある
保険適用の方法ではありますが、治療法を選ぶ際には、これらの点に注意する必要があります。
歯科用プラスチック

保険適用の白い歯として用いられる素材の一つに、歯科用プラスチックがあります。
銀歯よりも目立ちにくく、口元の印象に配慮しやすい点が特徴です。
保険適用で選択できるため、白い歯の選択肢の一つとして検討しやすい方法といえます。
ただし、セラミックよりも強度は低いため、傷がつきやすく、長期間の使用で変色や摩耗が起きることがあります。
さらに、強い力が加わると破損する可能性があるため、奥歯など強い力がかかる部位では適応が限られるケースもあるでしょう。
むし歯治療後に白い歯をご希望の方はご相談ください

セラミックと保険適用の白い歯にはそれぞれ特徴があり、何を重視するかによって選び方はお一人お一人ごとに異なります。
当院では、はじめに治療に関するご希望をうかがった上で、患者さんと一緒に治療法を検討します。
治療法ごとのメリットやデメリットをわかりやすく説明しますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。
また、当院では、「歯科用CAD/CAMシステム」という先進的な装置を導入しております。
この装置によって、精度の高いセラミック製の修復物を院内で製作することが可能です。
歯科用CAD/CAMシステムを用いることで、修復物の設計から製作までをスムーズに進めやすく、治療期間を短縮する効果も期待できます。
ご希望の方は、歯科医師やスタッフまでお声がけください。
当院は、診療室にベビーカーの持ち込みもできるほか、キッズスペースやパウダールームも備えています。
広い駐車場(211台分)も完備していますので、お車で来院しやすい歯医者です。
